飛蝶ひちょう)” の例文
抽斎の子は飛蝶ひちょうと名乗り寄席よせの高座に上って身振声色こわいろをつかい、また大川に舟を浮べて影絵芝居を演じた。
梅雨晴 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
大正五年に珍書刊行会で公にした『劇界珍話』は飛蝶ひちょうの名が署してあるが、優の未定稿である。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)