順當すなほ)” の例文
新字:順当
併し此の放下といふ方は難い傾きがあるから、先づ爲さねばならぬ事の方に取掛つて氣を順當すなほにするが宜しいのである。そして一着々々に全氣で事を爲す習を付けるのが肝要である。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
爲さねばならぬこと、思はねばならぬ事が有つたらば、直に其に取り掛るが宜い。それは氣を順當すなほにするの道であるから、然樣さうすればおのづから氣が順當に流れて派散することが無くなる。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)