静粛しずか)” の例文
旧字:靜肅
「たしかに打たれました。けれど春子様、朝田は何時も静粛しずかで酒も何にも呑まないで、少しも理窟を申しませんからお互に幸福しあわせですよ。」
恋を恋する人 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
『そりゃ、解っておるだろうさ。それだけになお心配なんだ……さあ乗り込んだ……ボーシュレーは、そっちへ乗れ……よし……出した……出来るだけ静粛しずかに漕ぐんだぞ』
水晶の栓 (新字新仮名) / モーリス・ルブラン(著)