“雨交”の読み方と例文
読み方割合
あめまじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
保吉は突然身震みぶるいをしながら、クッションの上に身を起した。今もまたトンネルを通り抜けた汽車は苦しそうに煙を吹きかけ吹きかけ、雨交あめまじりの風にそよぎ渡った青芒あおすすき山峡やまかいを走っている。……
十円札 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)