難波津なにわつ)” の例文
玉造たまつくりの一角。——ここも変らない新開地的な色彩の中に、難波津なにわつのむかしのまま、こんもりと青葉の樹立こだちに抱えられた一宇いちうどう風雅ふうがな人の住居すまいあとがある。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)