難事むずか)” の例文
石も木もこの灰とても面白からざるはなし、それを左様そう思わないのは科学の神に帰依しないのだからだ、とか何とか、難事むずかしい事をべらべら何時いつまでも言うんですもの。
恋を恋する人 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
これほど難事むずかしいことはない、といってるうちにもう私さえ眠くなってうつらうつらとしながらいったい眠りという奴は何物であろうと考えたり、これはもう間もなく俺も眠りそうだと思ったり
時間 (新字新仮名) / 横光利一(著)