雜人ざふにん)” の例文
新字:雑人
玉の如くにあでやかなる面影に、忽ち戀慕の心湧いて、あれは何人ぞと、傍の雜人ざふにんに訊きたるに、あれこそは衣川殿の愛子まなごにて、左衛門尉渡どのの北の方、袈裟御前にて候との答なりし。
袈裟の良人 (旧字旧仮名) / 菊池寛(著)