雑録欄ざつろくらん)” の例文
父はもう服を改め、顔を洗ったあとのさっぱりした気色きしょくで、母の肘掛椅子ひじかけいすのそばにこしを下ろして、持ち前のなだらかな響きのいい声で、『討論新聞ジュルナル・デ・デパ』の雑録欄ざつろくらんを読んでやっていた。
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)