雑夫ざつふ)” の例文
雑夫ざつふのいるハッチを上からのぞきこむと、薄暗い船底のたなに、巣から顔だけピョコピョコ出す鳥のように、騒ぎ廻っているのが見えた。皆十四、五の少年ばかりだった。
蟹工船 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)