“雁爪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
がんづめ50.0%
がんつめ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
武器は、雁爪がんづめ、スコップ、六尺棒、バイスケ、素手すで、など。怒号と、悲鳴と、笑い声とが、暁の港の空気をふるわせて、交錯した。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
竹籠、スコップ、雁爪がんづめなどが積みあげられ、赤錆になったいかりが一本、足を切られたたこのように、投げだされてある。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
赤地に、スコップ、雁爪がんつめかい、を組みあわせて図案化した組合旗が、ひるがえっている。明治建築の名残りをとどめている「石炭商組合」の事務所は、そこから、一町とは離れていない。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)