“隣合（となりあひ）” の例文
しかも富山と宮とは隣合（となりあひ）に坐りければ、夜と昼との一時（いちじ）に来にけんやうに皆狼狽（うろたへ）騒ぎて、忽（たちま）ちその隣に自ら社会党と称（とな）ふる一組を出（いだ）せり。彼等の主義は不平にして、その目的は破壊なり。
金色夜叉 (新字旧仮名) ／ 尾崎紅葉(著)