“陰画”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ネガチーヴ50.0%
いんが50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たくさんな陰画ネガチーヴ堆積たいせきの中から有効なものを選び出してそれをいかにつなぎ合わせるかがいわゆるモンタージュの仕事である。
映画芸術 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
それで、使用されたフィルムの陰画ネガチーヴの点検によって実際陽画に焼き付けられ映写さるべき部分を選び出すという大きな仕事がここから始まるのである。
映画芸術 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
森閑しんかんとした裏庭に下りると、夫は懐中電灯をパッと点じた。その光りが、庭石や生えのびた草叢くさむらを白く照して、まるで風景写真の陰画いんがかしてみたときのようだった。
俘囚 (新字新仮名) / 海野十三(著)