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阿母
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おっかあ
ふりがな文庫
“
阿母
(
おっかあ
)” の例文
「おお、お亀さんか。久しく見えなかったね。お蝶坊も好い
新造
(
しんぞ
)
になったろう。あの子もおとなしく稼ぐようだから
阿母
(
おっかあ
)
もまあ、安心だ」
半七捕物帳:07 奥女中
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
この少年は前に述べたとおりまったく放棄されていたけれど、時とすると三カ月に一度くらいは、「どれどれひとつ
阿母
(
おっかあ
)
にでも会ってこよう!」
レ・ミゼラブル:06 第三部 マリユス
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
「おい、
阿母
(
おっかあ
)
。いつまでそんな廻り
冗
(
くど
)
いことを言ってるんだ、聞いてても
小憤
(
こじ
)
れってえ。」と傍から一人がひき取って
世間師
(新字新仮名)
/
小栗風葉
(著)
「
阿母
(
おっかあ
)
さんが、まアたくさん下すった。お国の梅はどこか
異
(
ちが
)
うんですかね。」
黴
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
ええ
阿母
(
おっかあ
)
でございますか、ええ、ぴんぴんいたしております。
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
阿母
(
おっかあ
)
と仲好くして——といういじらしい訴えなのである。
我が円朝研究:「怪談牡丹灯籠」「江島屋騒動」「怪談乳房榎」「文七元結」「真景累ヶ淵」について
(新字新仮名)
/
正岡容
(著)
まんざらの野暮でもない林之助は
阿母
(
おっかあ
)
に好きなものでも買ってやれといって、いくらかの金を渡して別れた。お里は貰った金を帯に挟んで、幾たびか見かえりながら月の下をたどって行った。
両国の秋
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「
阿母
(
おっかあ
)
、俺の着て寝る布団がねえぜ。」と上り口から呶鳴った。
世間師
(新字新仮名)
/
小栗風葉
(著)
「お前
阿母
(
おっかあ
)
から口止されてることがあるだろうが」
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
“阿母”の意味
《名詞》
母親を敬い、親しみをこめていう語。
乳母。
(出典:Wiktionary)
阿
漢検準1級
部首:⾩
8画
母
常用漢字
小2
部首:⽏
5画
“阿母”で始まる語句
阿母様
阿母樣
阿母加奈志
阿母嘉那志