間言語かんげんぎよ)” の例文
お上さんは怪訝くわいがの目をみはつて聞いてゐた。そしてわたくしの語を解せざることやゝ久しかつた。無理は無い。かくの如き熱閙場裏ねつたうぢやうりに此の如き間言語かんげんぎよろうしてゐるのだから。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)