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閑寂
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しずか
ふりがな文庫
“
閑寂
(
しずか
)” の例文
わたしは一向おもしろくなかったが、おやじは
閑寂
(
しずか
)
でいいとかいうので、その軽井沢の大きい薄暗い部屋に四日ばかり逗留していました。考えてみると随分物好きです。
木曽の旅人
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
昼はそれぞれ働きに出してあるので、お浪の母が残っているばかりで至って
閑寂
(
しずか
)
である。
雁坂越
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
折戸
(
おりど
)
を入ると、そんなに広いと言うではないが、谷間の一軒家と言った形で、三方が高台の森、林に包まれた、ゆっくりした荒れた庭で、むこうに座敷の、
縁
(
えん
)
が涼しく、
油蝉
(
あぶらぜみ
)
の中に
閑寂
(
しずか
)
に見えた。
二、三羽――十二、三羽
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
それほど
閑寂
(
しずか
)
。
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
“閑寂”の意味
《名詞》
物寂しく、ひっそりしているさま。
(出典:Wiktionary)
閑
常用漢字
中学
部首:⾨
12画
寂
常用漢字
中学
部首:⼧
11画
“閑寂”で始まる語句
閑寂間