“閃過”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せんくわ33.3%
フラッシ33.3%
フラッシュ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
予はひやりとして立停たちどまりぬ。やゝありて犬は奥より駈来かけきたり、予が立てる前を閃過せんくわして藪のおもて飛出とびいだせり。
妖怪年代記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
それらが大きく大きく——実際よりずっと大きく——あざやかに閃過フラッシしたとき、私はふっと悪魔になった気がした。
踊る地平線:04 虹を渡る日 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
只、坂のように傾斜する無電室、その一隅の椅子にじっと腰掛けて泣いている一人の女を古い映画の閃過フラッシュのように見た丈けだ。
運命のSOS (新字新仮名) / 牧逸馬(著)