“門立”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かどた33.3%
かどだ33.3%
かどだち33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
せめて、御最期の一刻いっときだけでも、ここにいる者はみな一心同体ぞと、人を信じ、世を信じ、おいさぎよく、また安らけく、死出のお門立かどたち遊ばしませ
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「晴れの門立かどだちだ。縁類を悲しめてここを出たくない。出雲介の首だけを辻にけて、領民どもへ見せてやれ」
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
仏教はむろん一般民草のあいだに浸透していたわけではない。行基ぎょうきや良弁のごとき人々がようやく教化の門立かどだちにのぼろうとしていた頃である。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)