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鏤
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ちりばめ
ふりがな文庫
“
鏤
(
ちりばめ
)” の例文
昼を短かしとする文明の民の夜会には、あらわなる肌に
鏤
(
ちりばめ
)
たる宝石が
独
(
ひと
)
り幅を
利
(
き
)
かす。
金剛石
(
ダイアモンド
)
は人の心を奪うが
故
(
ゆえ
)
に人の心よりも高価である。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
死んだ過去のうちに静かに
鏤
(
ちりばめ
)
られて、動くかとは
掛念
(
けねん
)
しながらも、まず大丈夫だろうと、その日、その日に立ち
退
(
の
)
いては、顧みるパノラマの長く連なるだけで、一点も動かぬに胸を
撫
(
な
)
でていた。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
鏤
漢検1級
部首:⾦
19画
“鏤”を含む語句
鏤刻
彫心鏤骨
彫鏤
鏤骨
蝕鏤師
金鏤
鏤入
撥鏤
鏤刻琢磨
鏤心彫骨
鏤心砕骨
鏤梓
鏤版
鏤美
鏤行
鏤金螺鈿
刻鏤