鎌鍛冶かまかじ)” の例文
「あれは鎌鍛冶かまかじじゃ、そして鎖鎌くさりがまをつかうそうじゃ。すると旦那は武者修行だの」
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
伊勢鈴鹿山の安濃郷あのごうに住んでいて、ひところは多くの野武士を配下にもち、戦国のみだれに乗じて野稼ぎを働いていたが、そのいくさもなくなったので、伊賀の山奥で、鎌鍛冶かまかじとなったり
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)