鍋銭なべせん)” の例文
旧字:鍋錢
もう一つ、平次には不思議な手練があって、むつかしい捕物に出くわすと、二三間飛退とびすさって、腹巻から鍋銭なべせんを取出し、それを曲者の面体めんてい目がけてパッとほうり付けます。
びし鍋銭なべせん……焼けし金箔はく……
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)