“鉄渋”の読み方と例文
読み方割合
かなしぶ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
這入って見ると鉄渋かなしぶ色の鉱泉で、それもわかし湯だった。上って浴衣を借りると、実に薄汚なくてくしゃくしゃしている。一室に通してもらうと、生新らしい廉物やすものの畳のにおいと木材のにおいだ。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)