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釣瓶落
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つるべおと
ふりがな文庫
“
釣瓶落
(
つるべおと
)” の例文
としかつめらしく、軽く頭を下げると同時に、スラリ
鞘走
(
さやばし
)
らせた一刀は、
釣瓶落
(
つるべおと
)
しの名ある二尺八寸、備前
長船
(
おさふね
)
の
大業物
(
おおわざもの
)
。
丹下左膳:03 日光の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
お妻も昼のあいだは別に変ったこともなかったが、いわゆる
釣瓶落
(
つるべおと
)
しの日が暮れて、広い家内に灯をともす頃、かれは
俄
(
にわ
)
かに産気づいて、安らかに男の児を生み落した。
経帷子の秘密
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
けれどもこれが秋の日の
釣瓶落
(
つるべおと
)
しというような時だと、そういううちにも日が暮れてしまうのであるけれども、「暮遅し」という言葉のあるような春の夕暮のことであるから
俳句はかく解しかく味う
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
裾を掴んだけれども、辷る勢いが強くてお絹もろともに
釣瓶落
(
つるべおと
)
しに谷底へ落っこちます。
大菩薩峠:11 駒井能登守の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
釣
常用漢字
中学
部首:⾦
11画
瓶
常用漢字
中学
部首:⽡
11画
落
常用漢字
小3
部首:⾋
12画
“釣瓶”で始まる語句
釣瓶
釣瓶打
釣瓶縄
釣瓶井戸
釣瓶撃
釣瓶形
釣瓶覆
釣瓶棹
釣瓶竿
釣瓶繩