金襴地きんらんじ)” の例文
それも普通の品ではなくて、ひと目にそれと見られる金襴地きんらんじの小袋でしたから、発見するや、鋭い声がとんでいきました。
それに毀れた方はざっとした菫花すみれの模様で、焼も余りよくありませんが、こちらは中は金襴地きんらんじで外は青華せいかで、工手間くでまもかかっていれば出来もいいし、まあ永楽といううちにもこれ極上ごくじょうという手だ
太郎坊 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)