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金棒引
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かなぼうひ
ふりがな文庫
“
金棒引
(
かなぼうひ
)” の例文
ちッ! 用のある時はきまってそこらにいやあしない。いい年をしやがって、あんな
金棒引
(
かなぼうひ
)
きもないもんだ。ばあさん!——しようがねえなあ。婆あッ!
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
「友田の
金棒引
(
かなぼうひ
)
き奴、人間の皮かぶった畜生じゃ。
胃潰瘍
(
いかいよう
)
ちゅうことじゃが、早く、くたばりやがりゃええのに」
花と龍
(新字新仮名)
/
火野葦平
(著)
しばらくしてわたしたちは夕食の
食卓
(
しょくたく
)
にすわった。食事は長くはかからなかった。なぜなら
金棒引
(
かなぼうひ
)
きであるこのおばさんは、その
晩
(
ばん
)
ごくお
軽少
(
けいしょう
)
のごちそうしかしなかった。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
「いえ、お勝手へ潜り込めば、どんなことだって出来ます。下女のお角は、江戸生れを自慢にして居る
金棒引
(
かなぼうひ
)
きですから、お勝手を空っぽにして、どこまでも遊んで歩いております」
銭形平次捕物控:277 和蘭の銀貨
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
とても
勘
(
かん
)
のいい、
金棒引
(
かなぼうひ
)
きの人たちは
まざあ・ぐうす
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
棒
常用漢字
小6
部首:⽊
12画
引
常用漢字
小2
部首:⼸
4画
“金棒”で始まる語句
金棒曳
金棒