“野毛”の読み方と例文
読み方割合
のげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
野毛のげの橋がけられる。あくる万延元年の四月には、太田屋新田の沼地をうずめて港崎みよざき町の遊廓が開かれる。外国の商人館が出来る。
半七捕物帳:40 異人の首 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
野毛のげ町、戸部とべ町なぞの埋め立てもでき、開港当時百一戸ばかりの横浜にどれほどの移住者が増したと言って見ることもできない。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
当人たうにんまゐる気になりましたが、横浜よこはままゐるには手曳てひきがないからと自分の弟の松之助まつのすけといふ者をれまして横浜よこはまへまゐりまして、野毛のげうち厄介やつかいになつて
心眼 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)