野暮じみ)” の例文
かの時は華美はでから野暮じみへと感染かぶれたが、このたびは、その反対で、野暮の上塗が次第にげてようや木地きじ華美はでに戻る。両人とも顔を合わせれば、ただたわぶれるばかり、落着いて談話はなしなどした事更に無し。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)