重茲しげのり)” の例文
重茲しげのりとは——秀吉の家中亀井重茲のことである。一昨夜、秀吉の旨をうけて、重茲は単身、上月城へ使いに赴いていたのだった。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
以前は、山路将監しょうげんが坐っていたが、秀吉が、配置代えを命じて、山路や大金を外曲輪そとぐるわに出し、木村隼人佑重茲しげのりを本丸へ入れたのは、つい先頃のことであった。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
秀吉の使い、亀井重茲しげのりから、その余儀なきにいたった事情は、つぶさに聞きとった。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「——重茲しげのりはまだ帰らぬか」
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)