鄙俗いやし)” の例文
われ一人の女性を救ひ、茲に妻となして、永恒の赤縄ゑにしを結ぶと雖も、いささかも亦浮きたるほこりを思はず。人間の悲願いよいよ高けれども、又あながち世の鄙俗いやしきを棄てず。
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)