郷南きやうなん)” の例文
伊沢氏の家乗に森川宿とあるのは、恐くは与力斧太郎が家であらう。所謂いはゆる郷南きやうなん何処いづくなるかは未だ考へない。天明寛政の間に豊洲は二十四歳より四十三歳に至つたのである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)