“郭常”の読み方と例文
読み方割合
かくじょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここのあるじは、郭常かくじょうという人の良さそうな人物だった。羊をほふってあぶり肉にしたり、酒を温めて、一同をなぐさめたりしてくれた。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
主の郭常かくじょうはたしなめていたが、あとでその若者のいない折、炉辺を囲みながら、涙をながして、関羽と孫乾に愚痴をこぼした。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、孫乾が息まいているとき、主の郭常かくじょうは、関羽のところに慟哭どうこくしながら転げこんできた。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)