“邸々”の読み方と例文
読み方割合
やしきやしき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
文政の初年には竜池が家に、父母伊兵衛夫婦が存命していて、そこへ子婦よめ某氏が来ていた。竜池は金兵衛以下数人の手代てだいを諸家へ用聞にり、三日式日さんじつしきじつには自身も邸々やしきやしき挨拶あいさつに廻った。
細木香以 (新字新仮名) / 森鴎外(著)