“那裡”の読み方と例文
読み方割合
あちら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いいえ、貴方、那裡あちらのお客様が急ぐと有仰おつしやつてで御座いますものですから、さう申上げに参つたので御座いますが、それぢやまあ、那辺どちらへいらつしやいましたらう!」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
一体まあどうなすつたと云ふので御座いませう、那裡あちらにも這裡こちらにもお客様を置去おきざりなすつてからに。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「いいえ、那裡あちらにはお客様がお一人でゐらつしやるばかり……」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)