“遊人体”の読み方と例文
読み方割合
あそびにんてい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その時茶店の軒へ駆け込んで雨を避ける二人づれ遊人体あそびにんていの男がある。それが小降になるのを待ちながら、軒に立ってこんな話をした。
護持院原の敵討 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
いずれも、遊人体あそびにんていで、時間とともに、人数が増える。懐中に、匕首あいくちか、日本刀かを隠してでもいるように、妙な恰好をしている。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
それは、島崎の可愛がっていた子分の一人であったが、全身を、なますのように、斬りきざまれていた。俥ひきは、ただ、蛭子えびす神社の裏で、四五人の抜刀した遊人体あそびにんていの男たちから
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)