“遁隠”の読み方と例文
旧字:遁隱
読み方割合
にげかく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宗吉は、しかし、その長屋の前さえ、遁隠にげかくれするように素通りして、明神の境内のあなたこなた、人目のすきの隅々に立って、うえさえ忘れて、半日を泣いて泣きくらした。
売色鴨南蛮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)