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逼息
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ひっそく
ふりがな文庫
“
逼息
(
ひっそく
)” の例文
それから後は阪神附近をアチコチと流離していたが、ドコにも
容
(
い
)
れられないでとうとう九州に渡って別府に
逼息
(
ひっそく
)
し、生活に
労
(
つか
)
れた
病躯
(
びょうく
)
を
抱
(
かか
)
えて淋しく暮した。
硯友社の勃興と道程:――尾崎紅葉――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
家倉を張った
大商人
(
おおあきんど
)
が根こそぎ焼かれて、田舎へ引込むとか他の町へ
逼息
(
ひっそく
)
するなどということも珍しくないし、貸家ずまいの者などは殆んどが移転してしまう
柳橋物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
「いえ、あの、浪人者でござります。それも長いこともう世に出る道を失いまして、
逼息
(
ひっそく
)
しておりますゆえ、よい仕官口が見つかるようにと、二つにはまた、あの——」
旗本退屈男:08 第八話 日光に現れた退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
ぐずり御免のお墨付と共に、家光公より拝領の名笛が維新後赤坂辺に
逼息
(
ひっそく
)
していられたその
後裔
(
こうえい
)
に伝えられていたという話ですが、今どこへいったか、現存すれば博物館ものでしょう。
旗本退屈男:05 第五話 三河に現れた退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
逼
漢検準1級
部首:⾡
13画
息
常用漢字
小3
部首:⼼
10画
“逼”で始まる語句
逼
逼塞
逼迫
逼仄
逼真