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連尺
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れんじゃく
ふりがな文庫
“
連尺
(
れんじゃく
)” の例文
連尺
(
れんじゃく
)
という紐の着いた小つづらが残って居たし、又火事の時に雑物を入れて運び出すために、用心籠と称する長持のような大きな竹籠が用意されて居た程であった。
こがらし:――南駅余情――
(新字新仮名)
/
岩本素白
(著)
身には木綿縞の袷に、小倉の幅せまき帯をむすび、腰に狐の皮の袋(中に鉄砲の小道具入り)をさげ、客の荷物を負ふ
連尺
(
れんじゃく
)
を細帯にて手軽に付け、鉈作りの刀をさし
寄席と芝居と
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
ふつうは
連尺
(
れんじゃく
)
という字を書いて、これを背負い枠の
両脇
(
りょうわき
)
に取りつけた
紐
(
ひも
)
のことだといい、また山林のほうで働く人たちは、連尺はただ長いロープのことだともいっている。
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
と二人の荷物を
連尺
(
れんじゃく
)
のような物で脊負い、其の上に
鉈
(
なた
)
を付けて出かけて
往
(
ゆ
)
く。
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
なに此の位の物を脊負って動けぬことが有るものかと云うので、
連尺
(
れんじゃく
)
を附けて脊負って立ちやアがった、
大力無双
(
だいりきむそう
)
の奴だから、脊負って立ちは立った所が歩けないで、やっとよじ/\五六
足
(
あし
)
歩くと
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“連尺”の意味
《名詞》
肩に当たる部分を幅広く編んだ荷縄や、それを着けた背負子。
上記を背負った行商人。
(出典:Wiktionary)
連
常用漢字
小4
部首:⾡
10画
尺
常用漢字
小6
部首:⼫
4画
“連尺”で始まる語句
連尺商