“連寂衆”の読み方と例文
読み方割合
れんじゃくしゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高野山宝寿院蔵永禄十年の奥書なる「貞観政要格式目」という変な名前の書には、坂の者すなわち三家者さんかものを、連寂衆れんじゃくしゅうとも、非人とも云い、また燕丹えたとも云い
あるいは連寂衆れんじゃくしゅうという一種の部落があって、ここで行商ぎょうしょうをしていたという言い伝えもある。そのためかどうかは知らぬが、農村の人たちはあまりこれを使っていなかった。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)