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逢引
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あひびき
ふりがな文庫
“
逢引
(
あひびき
)” の例文
と言つても
目印
(
めじるし
)
の井戸のあつたのは坂下で、其處で
逢引
(
あひびき
)
しようといふのは、少し薄寒くもありましたが、そんなことを考へても居られません。
銭形平次捕物控:294 井戸端の逢引
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
男と女が話をしてゐれば、それが
直
(
ただ
)
ちに
逢引
(
あひびき
)
ですか。又
妙齢
(
としごろ
)
の女でさへあれば、必ず主有るに
極
(
きま
)
つてゐるのですか。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
いつもの
逢引
(
あひびき
)
にかげもみせない。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
私と
逢引
(
あひびき
)
の最中、と言つたところで、ツイ今しがたまで、手を取合つて居たんだから、金之助を殺す筈はありません。
銭形平次捕物控:294 井戸端の逢引
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
ああ云ふ
主
(
ぬし
)
有る婦人と関係遊ばして、始終人目を忍んで
逢引
(
あひびき
)
してゐらつしやる事を
触散
(
ふれちら
)
しますから、それで
何方
(
どちら
)
が余計迷惑するか、
比較事
(
くらべつこ
)
を致しませう。
如何
(
いかが
)
で御座います
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
▼ もっと見る
安五郎とお竹が
逢引
(
あひびき
)
してゐる僅かの隙にお咲の部屋に忍び込んで、あんな
虐
(
むご
)
たらしいことをし、それから喜三郎の寢卷を
土埃
(
つちほこり
)
と
煤
(
すゝ
)
で汚して置いたんだらう。
銭形平次捕物控:161 酒屋忠僕
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「御苦勞々々々、それだけでも解れば助かるよ——俺の方は今朝お梅と金之助が此邊で
逢引
(
あひびき
)
をしてひどく親しさうにしてゐたのを見たといふ人をつかまへたよ」
銭形平次捕物控:162 娘と二千両
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
隨分不氣味な
逢引
(
あひびき
)
だが、お吉は生れ乍ら轉婆娘で、そんな事が面白くて/\たまらなかつたことだらう。
銭形平次捕物控:270 転婆娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「この手紙で見ると、新助とお駒は、時々
逢引
(
あひびき
)
して居たやうだが、お前さんは、知らなかつたのかい」
銭形平次捕物控:057 死の矢文
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「お駒は身でも投げ兼ねない樣子だから、
逢引
(
あひびき
)
も見て見ぬ振をして居たんだ。——こんな思ひまでさせられた上、娘を殺されて引つ込んで居られると思ふか、ヤイ」
銭形平次捕物控:057 死の矢文
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
そんなことで薊の三之助と
逢引
(
あひびき
)
をする約束をさせられたが、戸締りが嚴重で引入れる工夫はない。
銭形平次捕物控:238 恋患ひ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「祝言前の
逢引
(
あひびき
)
は、たまらねえ樂しみだつてね。あつしには覺えはねえが」
銭形平次捕物控:225 女護の島異変
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「それでは、お孃さんと左母次郎は、
逢引
(
あひびき
)
位はするだらう」
銭形平次捕物控:273 金の番
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「噂の彦太郎が、お袖と
逢引
(
あひびき
)
してゐるぢやありませんか」
銭形平次捕物控:290 影法師
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「人待ち顏ぢやないか、
逢引
(
あひびき
)
かも知れないよ」
銭形平次捕物控:024 平次女難
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
私の部屋の前で
逢引
(
あひびき
)
をしてをりました。
銭形平次捕物控:176 一番札
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
逢
漢検準1級
部首:⾡
11画
引
常用漢字
小2
部首:⼸
4画
“逢引”で始まる語句
逢引橋