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迹方
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あとかた
ふりがな文庫
“
迹方
(
あとかた
)” の例文
翌朝になると
早速
(
さっそく
)
裏木戸や
所々
(
ところどころ
)
と人の入った様な
形跡
(
あと
)
を尋ねてみたが、
何
(
いず
)
れも皆固く
閉
(
とざ
)
されていたのでその
迹方
(
あとかた
)
もない、彼自ら実は少し薄気味悪くなり出したが
暗夜の白髪
(新字新仮名)
/
沼田一雅
(著)
一定の時が経つと、憎悪後悔の念が
迹方
(
あとかた
)
もなく胸に
拭
(
ぬぐ
)
い去られて、女はまた新しいもののように笹村の目に映った。そんな時のお銀は、初めて逢った時の女の印象を
喚
(
よ
)
び起さすに十分であった。
黴
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
何処
(
どこ
)
からも入って来た様子もなし、また出た様な
迹方
(
あとかた
)
もない、あまりに奇異なこともあると思いながら、それから起きて朝飯を食っていると、突然
隣家
(
となり
)
から何か多くの人声が騒がしく聞こえてきた
闥の響
(新字新仮名)
/
北村四海
(著)
迹
漢検1級
部首:⾡
10画
方
常用漢字
小2
部首:⽅
4画
“迹”で始まる語句
迹
迹付
迹取
迹処
迹門