輿上よじょう)” の例文
屋根のおおいもなく、両側の腰も浅く、革紐かわひもを十文字あやに懸けて、わずかに身を支える程度にとどめ、輿上よじょうながら、大剣をふるって敵と戦闘するに便ならしめてある。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)