車前草おほばこ)” の例文
車前草おほばこは畑のこみちに槍立てゝ雨のふる日は行きがてぬかも
長塚節歌集:3 下 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
早や青むうね車前草おほばこつめたよと踏みつつ伝ふ友が後べを
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
車前草おほばこの花がさかむとうれしとて蛙は雨にきほひてや鳴く
長塚節歌集:2 中 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
道のべの車前草おほばこかたくなりにけり眞日まひあかうして群るる子鴉
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
道のべの車前草おほばこかたくなりにけり真日まひあかうして群るる子鴉
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
この雨の樺太車前草おほばこ踏みやわみ村かたつくと親し車前草
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
子鴉は嘴黄なり車前草おほばこや穗に立つ道のほこり踏みつつ
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
子鴉は嘴黄なり車前草おほばこや穂に立つ道のほこり踏みつつ
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
車前草おほばこの花にはふき
海豹と雲 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)