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蹲跼
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しゃが
ふりがな文庫
“
蹲跼
(
しゃが
)” の例文
何だか寂しいから、もう引返そうかともおもって、川柳の花のほうけているのを弄んだりなどして暫くそこに
蹲跼
(
しゃが
)
んでいた。
ドナウ源流行
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
私が勝手口の木戸を開けて、河ばたの石の上に
蹲跼
(
しゃが
)
みながら、かちゃかちゃと
鍋
(
なべ
)
を洗っていると、この人が坂の下の方から能く上って参りました。
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
私たちはまだ、靴のうえに
蹲跼
(
しゃが
)
みこんでいたのだ。彼女のこの想定にも一理ある。私はそう思った。
踊る地平線:02 テムズに聴く
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
四人は杉の木の
根方
(
ねかた
)
の処に
蹲跼
(
しゃが
)
み、樹にもたれ、柵の
処
(
ところ
)
に体をおしつけてその声を聞いている。声は、木曾で聴いたのよりも、どうも澄んで朗かである。
仏法僧鳥
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
なかには立って歩いているのもあれば、
蹲跼
(
しゃが
)
んで肩まで
浴
(
つ
)
かってるのもある。
踊る地平線:06 ノウトルダムの妖怪
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
蹲
漢検1級
部首:⾜
19画
跼
漢検1級
部首:⾜
14画
“蹲”で始まる語句
蹲
蹲踞
蹲居
蹲螭
蹲石
蹲裾
蹲跪
蹲躅
蹲込
蹲踞込