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踣
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たお
ふりがな文庫
“
踣
(
たお
)” の例文
西隣の男はすぐ抱きかかえた。と体の一部が
錐
(
きり
)
で刺されたように痛さが体にしみわたったので、大声に叫ぶなり
踣
(
たお
)
れてしまった。その男の女と思ったのは一本の枯木であった。
嬰寧
(新字新仮名)
/
蒲 松齢
(著)
怪しい男は
吼
(
ほ
)
えるように怒って、女の手に噛みついて指を噛み
断
(
き
)
り、それをびしゃびしゃと
噛
(
か
)
んだ。女はそこで地べたに
踣
(
たお
)
れて死んだようになった。玉は気の毒でたまらなかった。
阿英
(新字新仮名)
/
蒲 松齢
(著)
七郎は血の中に倒れていたが手にはまだ刀を握っていた。邑宰は足を止めて精しく見ていた。と、七郎の
尸
(
しがい
)
が不意に起きあがって、邑宰の首を斬ったが、それが終るとまた
踣
(
たお
)
れた。
田七郎
(新字新仮名)
/
蒲 松齢
(著)
刀はその男の頭蓋骨に
中
(
あた
)
ったので、頭が裂けて
踣
(
たお
)
れた。
五通
(新字新仮名)
/
蒲 松齢
(著)
踣
部首:⾜
15画
“踣”を含む語句
前踣
打踣
撃踣
踏踣
踣込