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跼蹐
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きよくせき
ふりがな文庫
“
跼蹐
(
きよくせき
)” の例文
右、貞盛はかつて追捕を脱し、
跼蹐
(
きよくせき
)
して、上京せる者なり。官府において、その事由を、
糺
(
ただ
)
せらるべきに、何ぞはからん、彼が理を得るの官符を下し賜はんとは。
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
件
(
くだん
)
の貞盛は、追捕を免れて
跼蹐
(
きよくせき
)
として道に上れる者也、公家は
須
(
すべか
)
らく捕へて其の由を
糺
(
たゞ
)
さるべきに、而もかへつて理を得るの官符を給はるとは、是尤も
矯飾
(
けうしよく
)
せらるゝ也。
平将門
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
吾人は我邦の公共事業の舞台に立つて
役者
(
えきしや
)
たる者が、少しく気局を
濶大
(
くわつだい
)
にせん事を願うて止まざるなり、之を政治家に例すれば、県治の政事海にあるものは論争常に県治の中に
跼蹐
(
きよくせき
)
し
一種の攘夷思想
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
“跼蹐”の意味
《名詞》
ちぢこまる、かがむ。
消極的な行動をとる。
肩身の狭い思いで世の中を恐れはばかって暮らす。
(出典:Wiktionary)
跼
漢検1級
部首:⾜
14画
蹐
漢検1級
部首:⾜
17画
“跼”で始まる語句
跼