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跪座
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きざ
ふりがな文庫
“
跪座
(
きざ
)” の例文
「無礼者。
妾
(
わらわ
)
を知らぬか」と
一睨
(
いちげい
)
すると、呉一郎は愕然たる
面
(
おも
)
もちで鍬を控えて立止ったが、「アッ。
貴女
(
あなた
)
は楊貴妃様」と叫びつつ砂の上に
跪座
(
きざ
)
した。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
いつの間に無礼講の席を遁がれて、このような所へ来たものか、白芙容の咲いているそれを横手に大地に
跪座
(
きざ
)
して謹ましく、そう言上しているのであった。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
かう言つて、祖父はいつも線香を立てゝ
跪座
(
きざ
)
してゐた。
迅雷
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
酒ある時
跪座
(
きざ
)
し酒なき時
顛
(
ころ
)
ぶ
新潮記
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
跪
漢検1級
部首:⾜
13画
座
常用漢字
小6
部首:⼴
10画
“跪座”で始まる語句
跪座立礼