“跡釜”の読み方と例文
読み方割合
あとがま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
帳場はあざ笑って脚の立たない馬は、金を喰う機械見たいなものだといった。そして竹箆返しっぺがえしに跡釜あとがまが出来たから小屋を立退けとせまった。
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
柳橋の三浦屋サ先日高尾が無理心中をしたその跡釜あとがまへ今日小紫を抱えたのサもっとも小紫は吉原の大文字に居たのだが昨日自由廃業したと、チャント今朝の『二六』に出て居るじゃないか
煩悶 (新字新仮名) / 正岡子規(著)