越ヶ谷こしがや)” の例文
僕が餅好きだから折々拵えさせるが、先ず関東一という越ヶ谷こしがや糯米もちごめぬかのついたまま決して水で洗わずに碾臼ひきうすで粉にさせる。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
……詳しいことも聞きたし、話しもしたいが、わしは是から、越ヶ谷こしがやの、官軍の屯所へ呼ばれて出頭するので、ゆっくり話しておれぬ。……わしの帰るまで、屯所内ここで休んでおるがよい。
甲州鎮撫隊 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
駅吏あらかじメ亭ヲはらツテ待ツ。すなわチ酒ヲ命ジテ飲ンデ別ル。(児精一郎ハ藩命ヲ以テ東京ニ留学ス)過午草加そうか駅ニ飯ス。越ヶ谷こしがや大沢ヲ粕壁かすかべノ駅ニ投ズ。諸僚佐皆来ツテ起居ヲうかがフ。晩間雲意黯淡あんたんタリ。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
越ヶ谷こしがや産上白飯 六二・八五 三・〇〇 〇・〇四 三三・三七 〇・二三 〇・一六
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)