“赤夷（あかえびす）” の例文
彼奴ども赤夷（あかえびす）らには情誼（じょうぎ）や人の道があり得よう筈（はず）はない、通じもしなければ解ろう法もない、どだい人間じゃアございますまいが、——隊長のデフレ何とかヴッチをはじめその司令部のシワン
石狩川 (新字新仮名) ／ 本庄陸男(著)
「どうして貴殿のところに相談に行くか、——と、阿賀妻さん、あんたはそう云いたいのじゃろう、しかし、考えても見なさい、どこに気骨ある人間がいる？　オロシャの赤夷（あかえびす）のやつめらにむかって」
石狩川 (新字新仮名) ／ 本庄陸男(著)
「おぬし、夷人（いじん）だぞ、相手は夷人のうちの赤夷（あかえびす）、ちくしょう」
石狩川 (新字新仮名) ／ 本庄陸男(著)