赤土はに)” の例文
かれその木の實を咋ひ破り、赤土はにふくみてつばき出だしたまへば、その大神、呉公むかでを咋ひ破りて唾き出だすとおもほして、心にしとおもほしてみねしたまひき。
ここを以ちてその父母、その人を知らむとおもひて、その女にをしへつらくは、「赤土はにを床の邊に散らし、卷子紡麻へそをを針にきて、その衣のすそに刺せ」とをしへき一一
ここにその妻、むくの木の實と赤土はにとを取りて、その夫に授けつ。