“責塞”の読み方と例文
読み方割合
せめふさ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
覆面の人 (作家に)貴様きさまなさけないやつだな。偉らさうな事を云つてゐるかと思ふと、もう一時の責塞せめふさぎに、出たらめでもなんでも書かうとしやがる。
売文問答 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
たとひ一時の責塞せめふさぎにもしろ、なぜあいつを学ばないのだ? (編輯者に)貴様も心がけはよろしくないぞ。見かけ倒しの原稿を載せるのは、亜米利加アメリカでも法律問題になりかかつてゐる。
売文問答 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)